発作性上室性頻拍症は、突然始まる規則正しい頻拍発作で、脈拍は150-200 / 分程度まで上昇します。動悸、めまい、呼吸困難を自覚します。
頻拍の機序は以下の3つがあります。

1) 房室回帰性頻拍(WPW症候群)

2) 房室結節回帰性頻拍

3) 心房頻拍
1) 房室回帰性頻拍(WPW症候群)
洞結節から発信された電気信号は、必ず心臓の真ん中の壁に存在する房室結節を通って心室へ伝わり、心室を収縮させ、それ以外の電気信号の通り道はありません。しかしながら、この房室結節(正常伝導路)以外の心房と心室の間に副伝導路(ケント束)という電気の通り道をもっている方がいます(これを持っている方をWPW症候群と言います)。頻拍でない場合は、房室結節(正常伝導路)と副伝導路の2つの伝導路から心室へ電気信号が伝わります(そのため、頻拍がなくても正常な方と異なる心電図波形となりWPW症候群の診断がつきます)。しかしながら、頻拍時には、電気信号が房室結節を下降し心室に伝わり、その電気信号が副伝導路を上行し心房へ伝わることにより、電気旋回路が形成され、頻拍となります。
2) 房室結節回帰性頻拍
心房からの電気信号は、房室結節を通って心室へ伝わりますが、房室結節部位で、電気信号をゆっくり伝える遅伝導路を持っている方がいます。このような方の場合、伝導路が2つあるため、一方を下降し、一方を上行するため、電気旋回路が形成され、頻拍となります。
3) 心房頻拍
洞結節以外の心房(右心房あるいは左心房)に早い興奮を引き起こす場所があり、そこから頻拍がおきるものです。
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